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* 新谷弘実先生を読む  の 5/8 * 

< マーガリンを、食べるなッ >

* く じらの雑誌の中 * 





アメリカでは 1945年 〜
つまり戦後だ。
バターやラードは健康に良くない
ってんで、消費が激減した。
代わりに薦(すす)められたのが
マーガリンとショートニングだ。
消費が1980年に、
七倍と十三倍に上昇。

しかるに新谷先生。
マーガリンほど身体に悪い油は、無いッ
ショートニングも止めなさいッ
でしょ。
以下で、その理由を見よう。



*      *      *



< マーガリンほど、身体に悪い油は、無い。>


酸化の、最も進み易い食物の代表が、油(脂)です。

菜種油(キャノーラ油)、オリーブオイル、ゴマ油、綿実油、コーン油、グレー
プシードオイル・・・・ などの食用油です。



< この中でマシなのは、オリーブオイルだそうです。 開封して空気に触れた
   ならば、直ぐに使い切る。

   加熱ならば、ただちに食べてしまう事。 だそうです。 )




油の抽出法。 昔は圧搾法でした。 機械の圧力で搾り出す。 ロスが多い。
時間と手間が掛かる。

加熱しないので、かえって変質、早かった。


現在は、溶剤抽出法。 原材料にへキサン(化学溶剤)を入れ、ドロドロにして
加熱。 油分を抽出し、高温、高圧下で、溶剤を蒸発させる。

この方法は、ロスが少ない。 加熱するので、変質しにくい。 しかしだ。
この方法だと、油はトランス脂肪酸に変わってしまう。



トランス脂肪酸は、身体に悪い成分である。 自然界には存在しない。 悪玉
コレステロールを増やす。

善玉コレステロールを減らす。 ガン、高血圧、心臓疾患の原因と成る。
健康被害の元である。



  *       *       *



欧米では、トランス脂肪酸の上限値を定め、それを超えて含有する食品は、販売
が禁止。

日本は、まだ、この制度が無い。



このトランス脂肪酸を、最も多く含むのが、マーガリンなのだ。

我らは動物性のバターより、植物性の油で作られたマーガリンの方が、コレステ
ロールも無いし、身体に良いと信じ、使ってる人が多いけど、

これは、大間違いだ。



家にマーガリンが有れば、すぐに捨てなさいッ

冷蔵庫から マーガリンを掴 ( つか ) み出して、
直ぐ さまゴミ箱へ、捨てなさいッ


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ワシ、本を読むや、その通り、捨てやした。
ただし容器は、プラスチックの日に出しやした。



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< マーガリン、これだけの罪。>


植物油は常温下では、液体です。 不飽和脂肪酸が、多く含まれるからです。
マーガリンにする為に、水素を添加します。

不飽和脂肪酸を人工的に、飽和脂肪酸にします。



市販のマーガリンは、溶剤抽出法で油を取り出しますから、良くない トランス
脂肪酸を含んでいます。

そこへ、さらに水素を加えて、不飽和脂肪酸を飽和脂肪酸にしてるのだから、
これ以上悪い油は無いと言っていい位、悪い油なのです。



  *       *       *



< 同じく、ショートニングも良く ないッ >


マーガリンと同じ位、トランス脂肪酸を含むものに、ショートニングがあります。
市販のクッキー、スナック類、フライドポテト等には、沢山のショートニングが

使われています。 この為に、スナック菓子や、ファーストフードは、身体に良
く ありません。



  *       *       *



日本人の身体は、油物が適さない様です。 揚げ物を多食の日本人は、すい臓に
異常を来たす事があります。

週に2〜3回 の天ぷらの方で、上腹部に痛みがあれば、天ぷらは、月に一度位
に、減らして下さい。



わたしは、天ぷらの衣を取り、できるだけ油を摂取しない様にして、食べてい
ます。

揚げ物は、身体のエンザイムを消耗します。 酸化が早いので、作ってから時間
の経ったものは、絶対、口にしない様に、して下さい。



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と成ると、スーパーの天ぷらコーナー。 買っちゃいかん ・・・ って事か?



  *       *       *



天ぷらを頂くと、上腹部に ( 膵臓の辺りに ) 痛みの方は、素人判断せずに
医者と相談して下さい。

と有りますから、その様に願います。


でもね、この担当は内科医ですが、新谷先生の様に診断してくれるかは、疑問で
す。



医者は、ね。 お金に成る方向へと、患者を誘導しがちです。 そう、しないと
病院の経営が出来ません。

ですから、上腹部に痛みの方は、新谷先生の様に、一度、徹底的に、天ぷらや
油物から、遠去かって見て下さい。



その上で、経過を観察します。 改善するなら幸いです。 痛みが変わらない
ならば、原因は別にあります。

素人判断は、駄目だと言いますが、医者の言う事に従っていて、酷い目に会う
場合も有ります。



現代医学は、斬った張ったの外科分野では、劇的な効果ですが、こう言う内科的
な、不快症状では、ちょくちょく、誤診します。

だから、あなた自身が敏感に成る事も、大切です。 あとは新谷先生みたいな
先生を、探す事ですよ。



最悪は、悪くなる原因を、そのままに。 医者の処方で、意味の無い薬を飲む事
です。 それ位、馬鹿な行為は有りません。

上腹部が痛むのは、痛むような ( 食 ) 生活をしてるからですよ。 まず、
油物を止めてみる。 原因になっていそうな生活の要素を、改善して見る。

それから、医者へ行くなり、次の判断に移って下さい。



  *       *       *



自覚症状が全てでは、ありませんが、 自分の身体を意識せずに暮らせる事が、
健康生活の、第一歩です。

でも、健康だからと言うて、暴飲暴食。 身体(しんたい) の過労と酷使は、
のちに、とばっちりが来ます。



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< あぶら ( 油 ) その他の話題。>


以前のアメリカで、毎日、オリーブオイルをスプーンに一杯が、持てはやされ
ました。

研究者の報告。 それは卵巣ガンの原因に成る。 で、下火。 オリーブオイル
を摂りたいなら、オイルでは無く、オリーブを食べれば良い。



良いとされる、不飽和脂肪酸を摂りたいならば、魚に含まれるものが、もっとも
安定していますから。

鮮度の高い、いわし、サバ ・・・ 青魚です。



  *       *       *



油は全て、空気に触れた瞬間から、酸化を始めます。 調理には油を使わない方
がよいのです。

穀物、豆類、ナッツや植物の種など、油の原料を、そのまま、丸ごと食べること
です。


絞り出したり、溶剤で抽出する必要は、無いのです。 原料を、そのままで、頂
けば良いのです。



< 新谷式 食事健康法 とは? >


新谷式食事健康法は、穀物と野菜が中心の、食事です。

動物性(魚、肉、乳製品、卵など)の食物は、なるべく少なくします。 全体の
15%以下に、して下さい。


タンパク質の必要量は、体重60キロの人で、日に60グラムです。 過剰に
摂取したタンパク質は、尿として排泄されますが、

その過程で、エンザイムを浪費します。 過剰に摂取されたタンパク質は、問題
なのです。



また、牛や豚や鶏の体温は、人間より高いので、肉食で摂取された脂肪は、人間
の体内で、ベターッと固まってしまいます。

血液が、ドロドロに成るのです。 それは、人間の体温が、牛や豚や鶏よりも、
低いからです。



  *       *       *



一方、魚を摂取した時は、魚の体温は人間より、遥かに低いので、摂取された
脂は、人間の体内で、サラサラになります。

同じタンパク質を摂るなら、お魚から摂った方が、マシだと言えます。 嫌でも
あぶらが、付いて来ますから。



お魚の身には、赤身と白身が有ります。 赤身には、ミオグロビンと言う、鉄分
の多いタンパクが、含まれています。

赤身は、酸化の早いのが欠点ですが、鉄欠乏性貧血の方には、有効な食品です。
新鮮さに注意して、赤身を、召し上がって下さい。



  *       *       *



毎日の生活に必要な、必須アミノ酸は、穀物や豆類、果物や海藻にも多く含まれ
ています。 これらで不足する分だけ、動物性のタンパクを使います。

それも、お魚から摂るように、したいものです。



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牛や豚や鶏の肉は、用心して、必要最小限に留めるべきの様です。
特に、中年以降は、止めるべきかも ・・・

増して、老年期に入れば、食べない方が良いのです。



だけど畜産農家は、食べて貰わないと、経営が出来ません。 特にアメリカなど
は、国策として肉食を薦めます。

肉食は良い 肉食をしないのは、非文明国の証拠だ
もっと、もっと、肉食をして下さい


国家的、キャンペーンをします。 肉食の食品経済学でも、肉食は感心しません。
増してや、今、新谷先生の、辻説法です。

肉食は、最小限に、しましょう。



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( 健康法の つづき。 )



良く噛んで、腹八分は、健康に良い。

良く噛めば、食物は唾液とよく混和され、栄養の吸収が、スムーズです。
小食を続けてますと、食べた物がきれいに消化されて、余分な物が腸内に滞留し

ません。 腐ったり、有毒なガスを発生する事も無くなり、胃相、腸相が改善さ
れます。



そして、なによりも、エンザイムの余計な消耗が、防げます。



  *       *       *



植物食が 85%。 動物食は、15%にします。

植物食の内、50%を穀物 ( 豆と雑穀を含む ) とし、35%を野菜と果物。
残りの15%が、動物食と言う、食事です。



穀物は、精製して無い物を。
動物食は、お魚の様に、人間より、体温の低いものから選んで下さい。

食物は、すべて精製せず、フレッシュなものを、心掛け、牛乳と乳製品は、摂ら
ないで下さい。 ( 出来る限り )



マーガリンや、揚げ物は避けます。
最後に、良く噛んで、小食たれ。 と申し上げます。



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病気の大半は、遺伝よりも ( 生活の ) 習慣に原因があると、私 ( 新谷 )
は、見ます。




アメリカでは ( 社会的な地位が上の人ほど ) ヘルシーな食生活になっ来て
います。

野菜や果物を多く食べ、脂の したたる ( 血の したたる ) ステーキが、食卓
に載る回数が、減っています。



アメリカは貧富の差が激しく、農薬や化学肥料を使わない食物を入手しようと
すると、コストが、大変に掛かります。

貧乏人には、手が廻らないのです。 これはアメリカの問題です。



  *       *       *



人間の体質は、親からの遺伝と、幼い頃からの生活習慣によって、培われて来た
ものとの、二つによって決まる。 と、私は思っています。

遺伝的な劣勢が有っても、( ガン等に成り易い家系であっても ) 生活の習慣
を、正 ( ただ ) す事で、


遺伝的な問題は、ほとんど解決、出来ます。



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次段では、酒とタバコの害を知り、つづいて、水の、正しい飲み方を見ます。
では、次段にて ・・・・









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