* 健康食長寿食を求める、鯨の冒険 * (含)抗ガン 抗加齢学
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* 健康食、長寿食を求める、鯨の冒険 * < 浅井敏雄先生の説を批判する。> * く じら の雑誌の中 * * 当、く じらBOOKS 所載の本、 <食い物裏話>の第四話、 玄米食のすすめに、反論が来た。 その中で、浅井敏雄先生を読んでみろ! と、言われた。 拝読いたし候(そうろう)。 しかるのち、ワシ鯨葉いるか、 先生の説に、反論を試(こころみ)る。 それが、この段です。 <食い物裏話> の玄米食のすすめ、 結局、訂正の必要を認めなかった。 ワシの玄米食も、 中止、してまッせん! 段末に、玄米の炊き方を書きました。 必ず参考にして下さい。 * * * |
○ この章では浅井先生の説の、玄米食の害に関するものと、それに付随した 自然塩に含まれる <にがり>。 さらには野菜穀物の <あく> の害が、 どの程度か? 本当に有るのか? について考察します。 お陰でワシは、玄米食や <にがり> に関する、沢山の報告を見れました。 不十分は自覚してますが、現時点での判断を示します。 これからも新知識を付加します。 安全と言う説と、有害と言う説を、 同時平行的に全部掲載します。 そして、その都度、判断を下します。 将来の新知識の結果、ワシの判断に誤りが有れば、謝罪して訂正します。 今のところ、謝罪の必要を認めません。 ○ 浅井先生の説を現時点で判断しますと、考察のレベルが低いようです。 世の中の病気や不健康が、玄米のフィチン酸と、自然塩の <にがり> と、野菜や穀物の <アク> で割り切れたならば、こんな 幸せは無いのですが、そうは問屋が、卸して呉れません。 以下、それぞれに反論します。 <平成22年(2010年) 1月 之記> ******************************************************************* ( 早速、浅井敏雄先生の説を拝見しましょう。) 1 玄米食ではミネラルが不足になる ? ○ 玄米の胚芽、表皮に含まれるフィチン酸の、強い排泄作用の結果、 毒素も出るが、ミネラルも持って行かれる ? この結果、玄米食はミネラルが多い筈なのに、ミネラル不足になる。 玄米食で体のおかしくなった人、短命に成った人を多く見た ? ○ 玄米食では、虫歯に成る ? ******************************************************************* ( これはもう、ただちに反論です。 玄米食の可否は、次段、<玄米は、食べて良いのか悪いのか?>にて 扱いますので、御覧下さい。 浅井先生の、玄米食は虫歯になる ? ・・・ には、驚きました。 ワシ鯨葉いるか、お畏れながら、歯科医師でござんす。 玄米で虫歯に成るなんて、聞いた事が有りません。 浅井先生の文中、 歯科医師も言ってた。 とありましたが、その歯科医師を是非、 ご紹介願います。 教えを伺いたく存じます。 でも常識で考えても 虫歯に成る程、歯が脱灰(だっかい・ミネラルが取られる)されるなら、 体の骨なんか、大丈夫でしょうか? また、フィチン酸で脱灰された 歯の病理標本は、何処に有るのでしょうか? 大学で使った参考書には 出てません。 病理学研究者の勉強不足なんでしょうか? どっか別の本に でも、出てるんでしょか? ご存知の方は、教えて下さい。 ワシは最近、歯学の専門書、(さぼって)読みませんから。 見落とし てるのかも知れませんので。 ) * * * ( 結論を先に書きますと、<フィチン酸> のミネラルの持ち出しは有りません。 なぜなら、<フィチン酸> は、吸収されないからです。 <フィチン酸> が吸収されるには、酵素フィターゼによる、加水分解が 必要です。 人間は、フィターゼを僅かしか持ってません。 よって <フィチン酸> は、人間の腸管を素通りして、トイレに流れます。 加水分解され、吸収された、僅かの <フィチン酸> も、もはや、<フィ チン酸> ではありません。 イノシトールに三個のリンが付いた、別物 です。 浅井先生の説は、崩壊しました。 ) ******************************************************************* 2 野菜、果物、肉、魚介類の <アク> を抜かずに食べると、 寿命が縮む ・ ・ ・ ? ******************************************************************* ○ この問題は、この先の段にて扱います。 ご覧下さい。 アクは、<灰汁> と書きます。ついでに、にがりは、<苦汁> です。 この <アク> ですが、浅井先生の説の如く、寿命が縮む程、有害な 物ならば、鹿児島名物の<ちまき>なんか、この<アク>を使ってる ので、途方も無く いけない食品とは成ります。 <沖縄そば> も、 <アク> が原料のひとつですから、同罪です。 * * * 鹿児島や沖縄の方は、それを自覚して使ってるのでしょうか? 厚生省は、何故、黙っているのですか? 沖縄の平均寿命が高過ぎる ので、少し縮めようと、企画でも、してるんですか? 浅井先生に依れば、<アク> は、毒素も出すが、ミネラルも一緒に 出すから、<アク> を抜かずに食べてると、寿命が縮むそうです。 でもイタリア料理には、肉から取った <アク> を、ソースに加える料理 が、有るそうです。 大丈夫かいな? と、心配になります。 <アク>、には本当に、そんな大それた害、有るのでしょうか? (ウイギペギアの<灰汁>の項、参照) 浅井先生の<アク>の害を、真(ま)に受けて良いのか悪いのか? は、 この章の、4 〜 5 の段にて、考察します。 ご覧下さい。 ******************************************************************* 3 自然塩の<にがり>は、寿命を縮める ? ******************************************************************* ( 思わず ? マークを付けました。 グーグルで自然塩を検索しますと、 自然塩の製造販売の紹介より先に、浅井先生の、この説が出ます。 (2010年1月時点では) これは、由々しい事態です。 浅井先生の説は、正しいのでしょうか? 厳正な検証は、有ったのですか? ) ( 浅井先生の説では、自然塩を摂っていると、<にがり> の作用で、お豆腐 みたいに、人体の臓器が固まってしまうそうですが、本当ですか? <にがり> で硬化した臓器の病理標本。 何処に有るのですか? ワシ、 見た事、有りまっせん! 見せて下さい。 それに、もしもです。 <にがり> で臓器が、お豆腐みたいに硬化す るなら、その結果の病気は、絶望的です。 なぜなら、そんな硬化は不可逆的だからです。 お豆腐が元の豆乳に戻ら ないように、硬化した臓器も、それっきりです。 でも、治る患者が、居るんですよ。 浅井先生、どうしますか? * * * ( また、そんな重大な因果関係を、学者は、なぜ、見逃してるのですか? 不可解至極です。 それに、だいたいです。 <にがり> は腸管から、どんな形で吸収され るのですか? 吸収された物質は、門脈を通り、まず肝臓へ行きます。 <にがり>で、人体の臓器が、お豆腐みたいに硬化するならば、肝臓が 真っ先に硬化する筈です。 肝臓が何とも無いのに、腎臓を先にやられた患者は、おかしいや、あり ませんか? 何故、肝臓が無事なんですか? 教えて下さい。 ) ( その他、浅井先生に依れば、自然塩の <にがり> で、冷え性、難聴、ハゲ などの脱毛症、糖尿病、肝硬変が起こり、高血圧の原因物質にも成るそう です? 本当に本当に、本当なんでしょうか? ) 自然塩の <にがり> の問題は、この章の、6 の段にて扱います。 * * * ( 浅井先生ではありませんが、こんなにも重大なる病因を、放置してる研究 者が許せません! それどころか、この恐るべき <にがり> を、です。 痩身に使おうと考 えてる、研究者が居るんです。 <にがり> のマグネシュームが、脂肪 の吸収を阻害するんだそうです。 ふざけてますね。 臓器が、お豆腐みた いに、硬化するって言うのに! ・・・・? 人間の臓器。 <ニガリ> で、硬化するんですか? 本当に? 本当ですか? ) 6 の段を、ご覧下さい。 *********************************************************************** < 玄米を炊飯する。> 玄米の炊飯に関しては、玄米問題、さらに深堀りの 5 で書いてます。 玄米食を、なさってる方。 これからの方。 必ず参考にして下さい。 * * * 炊飯の仕方次第で、玄米は、別物に成ります。 よくよく注意されますよう。 ご留意、願います。 調理された、市販のパック入り玄米。 何と無く、ボソボソ。 あれを玄米と 思われては、迷惑です。 ○ 玄米を洗う。 しっかりか? やさしくか? ワシ、精白米の様に、ゴシゴシ、シコシコ。 力(りき)入れて洗ってた。 新谷先生の本。 そんな洗い方では、折角の胚芽部分。 取れてしまう。 やさしく、汚れを 落とせば良い。 爾来、やさしく 洗ってます。 ( ある方の意見。) 洗う前に玄米を、 塩水に三十分、漬けて置く。 言わずと知れる、残留農薬対策。 野菜を生で頂く場合も、こうします。 それの応用ですかな? 本当に除去、出来るかどうか? ワシゃ〜、知りませんが、気休めには成るでしょう。 ○ 炊飯の水は、多めに。 洗米から炊飯まで、四時間以上は欲しいもの。 ただちの炊飯は、柔らかく 成りません。 でも、二度炊き ( 保温むらし ) なら、関係有りません。 ワシ、最近は、かなり熱めの、お湯を入れてます。 さらに柔らかく炊こうと 言う。 工夫のつもり、なんですが ・・・ それでも炊き上がり。 硬い部分が有って、消化に良くありません。 そこで 更に、おしゃもで風を入れ、しかる後、熱湯を ( たっぷり ) 追加します。 かなりの量ですよ。 玄米が、じゃばじゃばに成る位です。 そして、さら に、二時間以上。 玄米は、完全に、ほこほこの柔らかさです。 こうした玄米を、初めての方に、お出ししますと、柔らかさに、びっく りされ ます。 しかも、さらにです。 食べようとして、お茶碗に取ります。 その後も、 熱湯を注ぐのです。 電気炊飯器の保温。 雑菌の繁殖を防ぐ為に、高温です。 水分が、どんどん 蒸発します。 柔らかかった玄米も、硬く成ります。 蒸発分以上に、熱湯を加えます。 さ すれば、翌朝でも、柔らかの、ほこほこ、です。 薪(まき)を燃やして、お釜で炊いた玄米。 よく噛まないと、胃を痛めます。 柔らかさが不十分だと、 どんなに噛んでも、胃に、もたれます。 ですから、玄米食の可否を論ずる時。 便利な炊飯器が、有る時代と、無い時代では、同列に成らないのです。 * * * 桜沢如一 ( さく らざわ ゆきかず )先生の指南書にも、百回以上、噛め。 と有りますが、 あの時代の炊飯法では、百回 噛んでも、まだ、消化不良を起します。 ワシの上記の炊飯法が、完全だとは言いませんが、 一回炊飯法ではなく、二回法で炊飯されると、あっと驚く程。 柔らかに成り ます。 お試し下さい。 炊飯法に、もっと良いのが有れば、追記します。 *********************************************************************** 硬い、ボソボソした玄米で、良いの悪いのを、言わないで下さいね。 *********************************************************************** 次の段より、いよいよ、巌流島の決闘が、始まります。 ご期待下さい。 |
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